現在では治る病気です

早期治療が何より大切です

ナース

骨肉腫とは、骨に出来る悪性の腫瘍のことです。
原因は不明ですが、遺伝的な要因が関係していると考えられています。
骨肉腫は、膝や腕の骨に出来ることが多く、25歳までの活動が盛んな時期に発症するケースが多い病です。
若い世代に発症すると、新陳代謝が活発なために癌が早く進行してしまい、特に肺に転移しやすいため、早期に異常に気付き治療を始めなければなりません。
骨肉腫の症状は、運動時に軽く痛む程度から始まり、進行してくると熱や晴れを伴った持続的な痛みとなり、骨がもろくなって骨折となることもあります。
発症が確認されれば、なるべく早くに抗がん剤投与による化学療法が始められます。
その効き目などを踏まえて、悪性腫瘍を取り除く手術が行われます。
以前は、腕や足を切断する手術がメインでしたが、医療が進歩した現在では、可能な限り腫瘍の部分のみを切除し腕や足を残す手術が可能になりました。
手術が終われば再び化学療法による治療が再開され、治療は半年から1年は続きます。
その後も転移や再発の恐れがあることから5年間は経過観察が必要です。
骨肉腫は、以前は生存率の低い難病でしたが、化学療法が発達した現在では完治する患者も大勢います。
初期症状は軽い痛みなので、筋肉痛などと勘違いして、受診が遅れるケースがありますので、要注意です。
また、発症例が少ない病気ですので、診療所などでは正しい診断が出来ない場合があります。
いつもと違う痛みを感じたときは、大きな病院を受診するようにしましょう。

生存率はかなり向上

病院内

ガンの中に骨肉腫があります。
通常のガンと違って骨の細胞が悪性に変異します。
若い世代に発症する人が多く、人によっては10代後半ごろに発症します。
成長痛と似たような痛みが初期症状として出てきますが、とても分かりにくく発見が遅れがちな病気でもあります。
骨にできると言ってもガンであるためにその危険性は変わりません。
すぐに病院で診察を受けるなどして早期発見に努めることが必要です。
骨肉腫の成長の仕方は他のガンと似ています。
時間が経つとガン細胞が肥大化し、激しく痛んだり関節が動かしにくくなったりします。
別の場所に転移することもあります。
骨に転移することもありますが、最も転移が起きやすいのは肺です。
骨肉腫の肺転移が起こると治療が困難になるため、生存率はかなり低めでした。
しかし、現在は医療技術の進歩により生存率50%以上と改善しています。
一度でも骨肉腫を患うと再発が危惧されます。
再発を防ぐために四肢を発症した部位ごと切除することもあります。
肺転移が起きた場合は肺も切除します。
そのため、予後はとても不安定になります。
抗ガン剤によってガン細胞を死滅させる治療法がある今でも切除の必要性がゼロになったわけではありません。
骨肉腫の治療が終わってから転移の可能性が低くなる5年の間は様子見をします。
骨肉腫患者の5年生存率は60%以上と高めですが、これは様子見の間もしっかりと療養を続けることを前提としたものです。
昔は骨肉腫は治せないとまでいわれていましたが、生存率が上がっていることを見るに、脅威が薄れつつあることが伺えます。

早期発見が重要です

医者と看護師

骨肉腫は骨に発生する癌であり、その患者のおよそ7割が20歳以下の若者であるといわれています。
骨肉腫の初期症状としては、継続する患部の痛みや腫れなどがあげられますが、成長期の時期と重なるため、いわゆる成長痛やスポーツによる筋肉の痛みと考えて発見が遅れることも少なくありません。
最初は大したことはないと考えていたのが日を追うごとに痛みが強くなることで心配になって受診して骨肉腫だと判明するというパターンが多いでしょう。
若い人ほど癌の成長スピードも速いため、なるべく早い発見が重要な疾患と言えるでしょう。
以前は、骨肉腫になった部位を切断してから化学療法を行うという方法が一般的でしたが、近年では切断せずに手足を温存する方法も行われるようになりました。
とはいえ、化学療法での効果がきちんと出ることが前提の方法となるため、必ずと言えるものではありません。
骨に発生した癌は、放置されることによって血流によって肺などへの転移が起こります。
骨肉腫の原因は、今の段階でははっきりとはわかっていませんが、p53などといったがん抑制遺伝子に異常がある人が発生しやすいともいわれています。
また、海外の水道水に含まれるフッ素が原因のひとつではないかとも考えられています。
いずれにせよ、早く見つけられれば完治も十分可能な疾患であるため、おかしいと思ったら症状が軽いうちに整形外科などを受診して、レントゲン検査や血液検査を受けることが大切です。