検査で原因が分かる

重大な合併症が起きる事も

ドクター

肥満外来で治療を受けるには、まず検査が必要となります。
大きな大学病院の肥満外来の他にも個人病院やクリニックでも検査は受けられます。
肥満の検査には尿検査、血液検査などで他の合併症の有無や安静時と運動時の代謝量の検査、また体脂肪率の測定や、超音波によるエコー検査などがあります。
その他には肥満遺伝子検査があり、患者の遺伝子の特徴を知り、両親のどちらからの遺伝なのかどの部分に脂肪が付きやすいのかなどを確定する事が出来ます。
大きく分けると、リンゴ型は男性にやや多くお腹周りに脂肪が付きやすく内臓脂肪が多く付いているタイプです。
このタイプは糖分を控え、たんぱく質を多くとり有酸素運動をすると痩せやすいといわれています。
もう一つは、女性に多く見られる洋ナシ型です。
こちらの場合には下半身に脂肪が付きやすく減量効果も表れにくいタイプです。
体が冷えやすいのも特徴で、脂肪分の少ない食事に替える必要があります。
これらのタイプを知り、医師の指導のもとで食事療法や運動療法などの治療を行うと同時に、内服薬が処方されます。
主に食欲抑制効果のある薬で治療を行います。
ただし、この薬だけを飲めば痩せるという事ではありません。
医師の適切なアドバイスに従い、時間をかけて減量を行います。
また睡眠時無呼吸症候群のある場合には、終夜睡眠ポリグラフィーという検査で医師から渡された機械を使い自宅で、睡眠時の状態の検査も行えます。
その上で様々な治療を受ける事になります。

安全に減量をしましょう

診察室

太っているせいで慢性的な寝不足、最近急激に体重が増えた、など肥満で悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
肥満になると、大きな体中に血液を行きわたらせるために心臓に負荷がかかり、心臓病のリスクが高まります。
また、膝や腰にも負担がかかり、歩行困難になり運動不足がさらに肥満に拍車をかける負のスパイラルに陥ることもあります。
また、高血圧・高血糖などの生活習慣病を引き起こすなど肥満のデメリットは数え切れません。
病気を併発し、手遅れになる前に、バランスをとれた食生活や運動の習慣を身に着け、生活習慣を改善しなければなりません。
では、肥満を治療するにはどうすればよいでしょうか。
まず、自己流でのダイエットを開始する方が多いでしょう。
しかし、なかなか今までの生活習慣を変更することは難しく、なかなか続かなかったり、無理なダイエットでリバウンドしてしまったりすることがあります。
すでに生活習慣病を指摘されていたり、慢性的に肥満で自分ではなかなか減量できないという人は、肥満外来で治療しましょう。
肥満外来では、医療機関で医師専門家の助言を受けながら、ダイエットを行うことが出来ます。
肥満の原因を突き止めて、自分に合った減量プログラムでの治療ですので、失敗しにくいところがメリットです。
また、高齢者や他の病気を抱えている人も、メディカルチェックを受けながらの治療ですので、無理なく安全に健康的な体型を手に入れることができます。

健康的な体重を維持しよう

お腹

肥満は、体重の多い人ではありません。
例えばスポーツ選手などで筋肉のがっしりした人などは体重は重いですが肥満ではないのです。
脂肪の比率の高い人を肥満といいます。
肥満外来では、治療は主に食事療法が中心となります。
医師や栄養士の管理のもとで、適切なカロリー制限などの食事療法を行います。
自己流ではリバウンドの可能性が高いのです。
また、適切な指導の下で運動による減量の為のサポートを受ける事が出来ます。
肥満治療には投薬治療もあります。
体脂肪率や内臓脂肪率などの検査や採血によるコレステロール値や血糖値、様々なホルモン数値や最近では遺伝子検査などもあります。
このような肥満の検査を受けた上で、高脂血症や糖尿病などの病気のある方やBMI数値が35以上の場合には、投薬治療が行われる事になります。
食欲抑制の効果のある薬や、腸からの脂肪の吸収を抑える薬などが保険適用で処方されます。
また、肥満外科では胃のスリーブ状胃切除術のみですが、こちらは肥満により合併症の危険が高いと予想される場合に保険適用で受ける事が出来るようになりました。
この手術は胃を切除するのではなく、縛る手術です。
自己負担の場合にはおよそ100万〜200万ほどかかるのですが、本当に健康被害が心配される場合には、保険適用でおよそ30万円程で行えるようになりました。
その他宿泊や食事代などの入院費用はかかりますが、かなり費用が抑えられるようになりました。
その他の脂肪吸引などは、保険適用にはなりません。