初期症状を放置しないこと

若い世代も要注意です

看護師

骨のがんと呼ばれる骨肉腫は、骨に悪性腫瘍ができてしまう病気です。
以前は若い世代がかかりやすく、治療が難しい病気という認識が一般的でした。
しかし近年では、早期発見、早期治療を行うことができれば、完治できる可能性も大幅にアップしています。
しかしそのためには、初期症状を見逃さないことが重要なポイントとなります。
骨肉腫に特徴的な初期症状は、ズバリ痛みです。
腫瘍ができてしまった部位の骨に、気になる痛みが発生します。
最初は非常に小さな痛みで、動かすときに気になる程度のものでしょう。
しかし時間が経過するにしたがって、痛みは徐々に強くなっていきます。
腫瘍が周辺の骨を破壊すれば、歩けないほどの痛みを感じてしまいます。
また病気が原因で骨がもろくなり、骨折してしまうことも考えられます。
痛みという比較的わかりやすい初期症状があるものの、病気は表れやすい年代の関係で、病気が見過ごされてしまう可能性も高いです。
ひざや関節が痛いと子どもから訴えられても、スポーツで怪我をしたのか、それとも成長痛かもと感じる方が多いことでしょう。
しかし発見が遅れれば遅れるほど、病気によるリスクは高まってしまいます。
骨肉腫は、転移しやすい病気の一つとしても知られています。
子どもは、自分自身の体の変化を説明することができない可能性もあります。
様子を見ていて痛がる、歩きたがらないなどの異変があれば、早めに対処することが骨肉腫の治療のコツと言えるでしょう。

気になる検査方法は

考える人

日本人にとって、すでにがんは身近な病気となっています。
とはいえ、中には非常に珍しいがんも存在しています。
その一つが「骨のがん」とも呼ばれている骨肉腫です。
骨肉腫は悪性の腫瘍が骨に発生してしまう病気で、若い人がなりやすいものとして知られています。
発症数は年間200例前後と、決して数が多い病気ではありません。
しかし発症者の年代が若く元気な分、進行が速いケースも多く、早期発見早期治療につなげるためには、できるだけ早い段階で検査を受け、病気を確定させる必要があります。
骨肉腫が疑われるときに、まず行われるのはレントゲン検査や血液検査です。
骨肉腫では、骨に異常がないかどうかを確かめることができます。
また血液検査では、骨肉腫以外の病気が関係していないか確認することになります。
骨肉腫の可能性が高まったら、次はより精密な検査を受けることになります。
CTやMRIを使って、体の内部で起きている変化を診断していきます。
また病気が他の場所にまで転移していないかどうか判断するためにも重要な検査と言って良いでしょう。
最終的には、病変の一部を切り取り、その組織検査を行うことで病気が確定します。
どの範囲まで病気が広がっているのかも一緒に判明するので、この検査結果を基にして治療方針が定められていきます。
検査を受けられる場所は、整形外科です。
特に膝に異常を感じるケースが多いので、気になる点があれば早めに受診すると良いでしょう。

放っておけない症状

聴診器

日本人の死因として、もっとも高い割合を占めるものががんです。
がんを発症すると身体の免疫力が下がるばかりではなく、他の場所に転移してさらなる悪影響を及ぼすことがその理由として挙げられます。
がんが発症するのは肺がんや胃がんなどの内臓器官だけではありません。
骨肉腫という骨にできるがんも存在します。
骨肉腫は骨にできるがんである悪性骨腫瘍においてもっとも多い症状とされています。
骨肉腫は進行度合いによるステージ分けがされています。
TNM分類と呼ばれる分類方法の場合、腫瘍が8センチメートル以下、かつ低悪性度で転移の可能性がないとされる1Aからリンパ節や他の部位にまで転移の可能性がある4Bまで大きく7つの種類に分けることができます。
他にも、1Aから3まで5つのステージにわけるSSI、日本語で国際患肢温存学会による分け方を使用する場合もあります。
どちらの分類方法においても、転移の心配がないもの、骨の中で転移がみられるもの、肺などの内臓における転移まで考えられるものという段階で症状の悪化をあらわします。
骨肉腫の主な初期症状は痛みです。
膝や肩などが痛み、痛むために間接が曲がらなくなるという悪循環は身体からのサインかもしれません。
また、腫れや熱感を伴う場合もあります。
骨肉腫はもちろん、がんの治療においてもっとも大切なことは早期発見です。
いつもと何かが違うという違和感を感じたら、できるだけ早く診てもらうことが大切です。